ECU株式会社が「チャットでホームページつくる君」の提供を2026年10月1日に始めました。画面のメニューやテンプレートを操作する代わりに、「お知らせを追加して」「この写真を差し替えて」とチャットで頼むと、ホームページの作成と更新が進むサービスです。

つまり、これまで「作るのも直すのも自分では無理」とあきらめていた個人事業主や店舗オーナーが、日常の言葉だけでホームページを持てるようになりました。HTMLやCSS(ページの見た目を決める専門の記述)の知識は要りません。

なお、この記事では実際のアカウント登録や利用は行っていません。公式サイトとプレスリリースの記載(2026年10月2日確認)に基づいて整理しています。

迷ったらこれ:まず14日間の無料トライアルで試す

「ホームページを持ちたいが、作成も更新も自力では続かない」小規模事業者は、無料トライアルから始めるのがおすすめです。 理由は3つです。

無料トライアルと料金の要点をまとめた図
無料で14日間試せて、有料でも月額980円から始められると一目で分かる。
  • 公式サイトの表示では、トライアルは14日間無料でカード登録が不要です。費用をかけずに合うかどうか確かめられます
  • 有料プランは月額980円(ライト)から。年払いなら11,760円で、1年分の費用が最初から分かります
  • 既存のホームページがあっても、ドメイン(URL)をそのままにして移行できます(移行は別料金。後述)

最初の5分でやることは、次の「作成の流れ」のステップ1〜2です。公式サイトの「無料ではじめる」から登録し、作りたいホームページの内容を日常の言葉で書きます。

向かない人もいます。オンライン決済やショッピングカートが必要なネットショップ、メールアドレスとパスワードだけで登録したい人です。詳しくは後述します。

作成の流れ:登録から公開まで5ステップ

公式サイトとプレスリリースに記載のある操作を、順番に並べるとこうなります。

登録画面のLINEとGoogleで続けるボタン
手順1の登録は、LINEかGoogleアカウントの2択から始まる。
  1. 登録する: 公式サイトの「無料ではじめる」から登録画面へ進みます。登録方法はLINEまたはGoogleアカウントの2択です
  2. 作りたい内容を書く: お店や事業のこと、載せたい内容、好きな雰囲気を、日常の言葉で入力します。すでにあるホームページのURLは5件まで渡せます。読み込まれるのは事業の情報で、デザインや画像は引き継がれません
  3. 質問に答える: 足りない情報だけをAIが質問します。写真やロゴがあれば、ここで追加します
  4. 完成を待つ: 完成までの間は操作不要で、画面を閉じても作成は続きます。できあがるとメールで知らせが届きます
  5. 公開して、直す: 完成したサイトはそのまま公開されます。トライアル中は標準URL(◯◯.chat-de-hp.site)です。直したい場所は、言葉で頼むか、プレビュー上で範囲を選んで指示します

所要時間について、公式は「質問に答えれば20〜30分で完成」としています。これは公式の記載で、weevee が測った値ではありません。

何が新しいのか:画面操作からチャットへ

テンプレートを選んでブロックを並べるタイプの従来型ノーコードサービスは、画面の操作を覚える必要があります。作ったあとも「どこをどう直すのか」を探す手間が残りがちです。

従来型ノーコードとつくる君の比較図
作り始め・更新・必要な知識の3点で、チャットなら日常の言葉だけで足りると比べられる。
従来型のノーコード(一般的な前提)チャットでホームページつくる君
作り始めテンプレートを選ぶ作りたい内容をチャットで伝える
更新管理画面でブロックを編集「お知らせを追加して」と頼む
必要な知識画面の操作日常の言葉のみ(HTML/CSS不要)

右の列の出典は公式サイトとプレスリリース(2026年10月2日確認)です。左の列は一般的な前提で、特定のサービスの仕様を指すものではありません。

できること

チャットで営業時間の変更を頼むデモ画面
「営業時間を10時から19時に変更して」のような日常の言葉の依頼で、サイトが更新される。

公式が示す4つの使い方

  1. チャットで作成・更新する: ロゴや参考URLを添付してAIとチャットしながら作ります
  2. 変更したい場所を画面上で指定する: プレビュー上で範囲を選んで指示できます。場所を言葉で説明しづらいときに便利です
  3. スマートフォンから更新する: 外出先からでも直せます
  4. 既存のホームページを移行する: ドメインもURLも変わりません

導入事例は、果樹農園、保育園、地域イベントなど業種を問わず公式サイトに掲載されています。

チャットで頼める内容の例

営業時間・定休日・メニューの変更も、問い合わせフォームの作成も、公式サイトは頼み方の例として載せています。公式サイトが挙げている12の例を、種類ごとに並べました。

種類頼み方の例
営業時間・定休日「営業時間を10時から19時に変更して」「定休日を日曜から水曜に変更して」
お知らせ・メニュー「お知らせに年末年始の休業日を追加して」「メニューに『季節のタルト 680円』を追加して」「メニューの写真を添付の3枚に入れ替えて」
写真・見出し・見た目「トップの写真をこの画像に差し替えて」「見出しを『季節のおすすめ』に変えて」「この部分の文字をもう少し大きくして」「全体を落ち着いた色合いにして」
アクセス案内「アクセスに駐車場の案内を追加して」
フォーム「お問い合わせフォームを作って」「予約フォームに希望日時の項目を足して」

このほか、次の点が公式サイトに書かれています。

  • 写真は一度に6枚まで添付できます
  • 直したい場所はプレビュー上で範囲を選べば、「この見出し」「この写真」と伝えるだけで通じます
  • 文字サイズなどの見た目の変更は、反映まで数分かかります(公式サイトのFAQ)

公式サイトには、制作会社・ホームページ作成ツールとの比較表もあります。公式が「一般的な例」と断ったうえで、制作会社は打ち合わせを重ねて数週間から、作成ツールは操作を覚えて自分で編集、つくる君は質問に答えて20〜30分、という対比を示しています。ただし、この表の料金欄は「月1,280円から」で、前述のプレスリリース本文と同じ金額です。公式サイトの料金ページは980円なので、申し込み前に料金ページを確認してください。

自分の事業に置き換えるなら、たとえば飲食店は「お知らせ」を臨時休業の連絡に、美容室は「写真」をスタッフ紹介の差し替えに使う、という頼み方が思い浮かびます。これは公式の例ではなく、頼み方のイメージです。無料トライアルの10メッセージを使う前に、頼みたい内容を3つほど書き出しておくと、使い切らずに済みます。

フォームの作成について

問い合わせフォームは、チャットで作れます。公式サイトは「公開に必要なもの」の1つとして、「お問い合わせフォーム(届いたらメールで通知)」を挙げています。頼み方の例は、「お問い合わせフォームを作って」「予約フォームに希望日時の項目を足して」です。

フォームの種類や項目の細かい設定は、公式サイトに載っているのはここまでです。細かい要望がある場合は、無料トライアルで頼んで確かめるのが確実です。

なお、予約の受付・管理機能や、外部の予約サービス・業務システムとの連携は、公式が「段階的に強化予定」としている段階です。

料金プランと無料トライアル

料金プラン3種の比較。ライトの3項目に印
ライト(980円)では、メンバー招待・アクセス解析・ソースコードの書き出しが使えない。

14日間の無料トライアルの条件

公式サイトの記載(2026年10月2日確認)は次のとおりです。

項目内容
期間14日間
カード登録不要
サイト数1つ
チャットでの更新10メッセージまで
公開URL標準URL(◯◯.chat-de-hp.site)
期間終了後7日間の猶予を経て非公開(データは消えず、プラン契約で公開を再開できる)

チャットでの更新が10メッセージまでなので、最初に伝える内容を具体的にしておくと無駄がありません。ロゴや参考URLを用意し、載せたい情報(店名・営業時間・メニューなど)をまとめてから始めるのがおすすめです。

有料プラン(税込・2026年10月2日確認)

プラン月額年払い公開サイト数独自ドメインメンバー招待アクセス解析ソースコード書き出し
ライト980円11,760円(年3,600円おトク)1つ○×××
スタンダード(おすすめ表示)2,980円35,760円(年18,000円おトク)3つ○3人まで○○
ビジネス5,480円65,760円(年18,000円おトク)5つ○10人まで○○

出典は公式サイトの料金ページです。ライトのチャット更新は無制限です。

ここで2点、押さえておきたいことがあります。

ライトにはアクセス解析がありません。 「何人が見たか」を知りたい人は、スタンダード以上が必要です。メンバー招待とソースコード書き出しも同様です。

プレスリリース本文と料金表示にズレがあります。 プレスリリースの本文には「有料プランは月額1,280円(税込)から」とあります。一方、同じリリース内の画像と公式サイトの料金ページは、ライト980円と表示しています。この記事では、公式サイトの料金ページに合わせて980円を基準にしました。申し込む前に、公式サイトの料金ページで最新の金額を確認してください。

そのほかの条件

  • 支払い方法はクレジットカードのみです
  • 解約はいつでもでき、現在の請求期間の終了時に停止します(日割りの返金はありません)
  • 独自ドメインはライト以上で使えます。ドメインの取得自体は本サービスではできないため、お名前.comなどで取得済みのドメインをDNS設定で紐付けます
  • 既存ホームページの移行は、基本料金が5万円(税込)です。デザインを一新するリデザイン移行は10万円(税込)です
  • ビジネスプランの相談窓口は [email protected] です

14日間はカード登録なしで試せます。「チャットだけで本当に更新できるか」を、まず自分の事業の内容で確かめてみてください。

14日間無料・カード登録不要で、チャットでの更新10メッセージまで試せます(登録はLINEかGoogleアカウント)。

チャットでホームページつくる君 の無料トライアルを試す(公式)

向いている人・向かない人

向いている人と向かない人の比較図
自分が当てはまる側を見れば、申し込むか迷っている人も判断しやすい。

向いている人

  • 店舗・個人事業主で、まず最小限のホームページを早く立てたい人
  • 更新のたびに外部へ依頼するのが負担で、自分で気軽に直したい人
  • すでにホームページがあり、URLを変えずに作り替えたい人
  • スマートフォンで更新を済ませたい人

向かない人・注意が必要な人

  • オンライン決済やショッピングカートが必要な人: 現時点の公式発表と公式サイトに、これらの機能への言及はありません
  • 予約の受付・管理までホームページで済ませたい人: 予約フォームの項目は頼めますが、予約の受付・管理機能は「段階的に強化予定」とされています
  • LINEまたはGoogleアカウントを使いたくない人: 登録方法はこの2つのみで、メールアドレスとパスワードだけの登録はできません
  • 凝ったデザイン調整を細かく詰めたい人: 場所を指定して言葉で指示する方式です。画面上で自由に配置する操作を求める場合は、従来型のノーコードのほうが合う可能性があります

申し込み前に確認したいこと

  • 無料トライアルの10メッセージで、何を作るかをあらかじめ決めておく
  • 問い合わせフォームが必要なら、「お問い合わせフォームを作って」を最初の依頼に入れる
  • 営業時間・定休日・メニューなど、あとから変える内容を書き出しておく
  • 独自ドメインを使うなら、ドメインを取得済みか確認する
  • アクセス解析やメンバー招待が必要なら、ライトではなくスタンダード以上を選ぶ
  • 料金は変わることがあるため、申し込み前に公式の料金ページで最新の金額を見る

運営会社はECU株式会社です。所在地は東京都目黒区、代表者は小手川周平氏です。AI活用の推進支援や社内問い合わせAI「ECUナレッジ」なども手がけています。

申し込み前に確認したい6つのこと
申し込む前に、この6点を順に確認すれば無料トライアルを無駄にしない。

次の一歩

今日やるなら、無料トライアルに登録して、「お知らせを追加して」と頼むところまで進めてください。公式が例に挙げている頼み方なので、チャットで更新できる感覚をいちばん早くつかめます。14日間無料でカード登録は不要です。ライトの月額980円も、試してから決められます。

今日やることのまとめ
登録して1つ頼むところまでが、今日の一歩。

14日間無料・カード登録不要で、チャットでの更新10メッセージまで試せます(登録はLINEかGoogleアカウント)。

チャットでホームページつくる君 の無料トライアルを試す(公式)