この記事を読むと、Claude Code(AIにコードを書かせるツール)をVPS(インターネット上に借りる仮想の専用サーバー)に常駐させて、外出先からも作業を止めずに済ませる方法が分かります。実際にDockerで動作を確認した結果もあわせて紹介します。

向いているのは、SSH接続には慣れていて、長時間タスクを止めたくない個人開発者です。サーバー管理がはじめてで、いきなり本番運用まで任せたい方には、この記事だけでは情報が足りません。

迷ったらこれ

結論はシンプルです。まずメモリ4GB以上のVPSプランを選んでください。理由は3つです。

メモリ4GB以上を選ぶ結論と根拠3点のまとめ図
結論と、その根拠になる3つの事実が一目で分かる。
  1. Anthropic公式・XServer VPS・ConoHa VPSの3社すべてが「4GB以上」を要件にしています(2026-08-27確認)
  2. 実測ではメモリ1GB制限の環境でもインストールと起動自体は成功しましたが、これは会話をしていない状態での結果です。実際に長い会話を進めたときのメモリの増え方は確認できておらず、「1GBで足りる」とは言い切れません
  3. 各社の2GB以下のプランは、新規申込が止まっていたり対象外だったりします

合わない人: サーバーをroot権限で操作することに不安がある人、今日中に外出先からすぐ使いたい人です。tmux(あとで説明します)の操作に慣れる時間が必要なので、まずは自分のパソコンで試してからVPSへ移るのがおすすめです。

最短手順(所要時間の目安つき)

tmuxセッションが疑似切断中も進み続けたログ抜粋
セッション作成後、SSH切断を模した10秒待機のあと再接続すると、カウンターがtick-0からtick-8まで止まらず進んでいたことが分かる。
  1. プランのメモリを確認する(5分): 使う予定のVPSがメモリ4GB以上か確認します。XServer VPSは過去の告知で「8GB以上」「6GB以上」という表記もあったため、必ず今のマニュアルページで確認してください。つまずきポイント: 古い記事を見て要件を勘違いしやすい部分です。

  2. Node.js(JavaScriptを動かす土台)が入った環境にClaude Codeを入れる(数十秒): 通常は npm install -g @anthropic-ai/claude-code を実行します(-gはパソコン全体からどこでも使えるようにする指定です)。今回のラボでは検証環境の制約により、-gを使わない方法(そのフォルダの中だけで使う方式)で代わりに計測し、14秒で完了しました(2026-08-27実測・メモリ2GB制限環境)。-g付きでも所要時間は大きく変わらないと見られますが、権限まわりの挙動(環境によってはsudoが必要になる場合があること)は今回未確認です。つまずきポイント: Node.js 22以降が必須です。古いバージョンだと警告は出ますが、インストール自体は止まりません。

  3. ログインする: claude を起動し、画面の/login案内に従います。APIキーを直接使う方法もありますが、この操作は実際のアカウント接続を伴うため今回のラボでは行っていません。手元で試すときは公式ドキュメントの案内に沿ってください。

  4. tmux(SSH接続を切っても処理を動かし続ける仕組み)の中で起動する(1分): tmux new-session -s claude-session のようにセッションを作ってから起動します。検証では、セッションの外から10秒おきに様子を見ても、確認用のカウンターが止まらずに進み続けていることを確認できました。つまずきポイント: VPSによっては最初からtmuxが入っていないことがあります。その場合は先にtmuxを追加してください。

  5. スマホやブラウザから接続する: Remote Control(外出先のスマホやブラウザから、VPS上で動くClaude Codeを操作できる公式機能)を使います。この機能自体は全プランで使えますが、実際の接続の使い心地は今回のラボの制約(ログイン操作を伴う検証の禁止)では確認できていません。

よくある失敗トップ3

よくある失敗トップ3と回避策の一覧図
3つの失敗パターンと回避策が要点で分かる。
  1. メモリが足りないプランを選んでしまう: 各社が「2GB以下は不可」「4GB以上必須」と明記しています。安さ優先で選ぶと最初につまずきます。
  2. tmuxを使わずに直接起動してしまう: SSH接続を切った瞬間に処理が止まります。常駐させたいなら、起動前に必ずtmuxのセッションに入ってください。
  3. Windowsからパスを渡すときの変換ミス: Git Bashなどから絶対パスを渡すと、自動変換でパスが書き換わりエラーになることがあります。エラーが出たら、コマンドの前にMSYS_NO_PATHCONV=1を付けて試してください。

次の一歩

まずは自分のパソコンでtmuxを起動し、接続を切っても処理が続くことを確認してみてください。費用はかかりません。実際にVPSを契約する場合は、下の「もっと詳しく」でメモリ要件と料金を確認してから申し込んでください。

もっと詳しく

XServer VPSとConoHa VPSの比較表
導入方法・必要メモリ・料金・スペックの4項目で両社を横並びに比較できる。

XServer VPSとConoHa VPSの比較(2026-08-27確認)

項目XServer VPSConoHa VPS
導入方法公式アプリイメージを選ぶだけ(root前提)公式手順書に沿って構築(専用ユーザー作成あり)
必要メモリ(現行マニュアル)4GB以上必須4GiB以上必須
4GBプラン目安月額¥1,700〜¥1,150〜1,601(契約期間で変動)
4GBプランCPU/ストレージ4vCPU・150GB NVMe SSD4コア・100GB SSD

(料金・プラン内容は変動するため、申し込み前に必ず両社の最新ページで確認してください)

メモリ要件の表記にばらつきがある点

XServer VPSは現行マニュアルで「4GB以上」としていますが、2025年6月30日付の提供開始告知では「8GB以上」、同社のメディア記事では「6GB以上」となっていました。Anthropic公式(4GB以上)・ConoHa公式(4GiB以上)と一致するのは現行マニュアルの数値だけなので、この記事では4GBを基準にしています。

セキュリティ面で気をつけること

XServer VPSのメディア記事には、公式アプリイメージについて「セキュリティ設定を省略しており実運用を想定した手順にはなっていない」という趣旨の注記があります。公式マニュアル自体も「root前提」「他ユーザーで使うには別途構築が必要」と明記しているため、常駐させたまま長期間放置するなら、専用ユーザーの作成やファイアウォール設定を別途検討してください。

今回まだ確認できていないこと

  • 実際のVPS申込から接続までの体験(今回はDockerでの代替検証)
  • ログイン状態がSSH切断をまたいでどのくらい保たれるか
  • 会話を進めたときの実際のメモリ使用量(未認証の起動確認のみ実施)
  • グローバルインストール(-g)と今回計測したローカルインストールとの、権限まわりの挙動の違い
  • 公式アプリイメージそのもの(クリックだけで導入する方法)の所要時間

これらは、実際にVPSへ申し込んで検証できた段階で追記します。


editor-in-chief への申し送り: 本記事はXServer VPS・ConoHa VPSの料金/スペックを扱う収益記事ですが、案件未アサインのため{{affil:}}プレースホルダを挿入していません(本文2箇所にコメントで挿入予定位置を明示済み)。公開前にいずれかのVPS案件アサインをお願いします。