転職相談サービス「CaseMatch」が2026年9月28日、AIキャリアエージェントへの全面リニューアルを発表した。人の担当者が担っていた求人提案・書類添削・面接練習を、AI「ケイ」が24時間一気通貫で担う体制に切り替わる。延べ15万人が利用してきた面接練習のノウハウを土台に、キャリア相談の入口そのものを「人」から「AI」に置き換えた点が今回の核心だ(出典: CaseMatch株式会社公式プレスリリース、2026年9月28日発表)。以下は公式プレスリリースと公式サイト(casematch.jp)の記載内容の確認(2026年9月28日)に基づく。実際の会員登録やAIとの相談・面接練習は行っておらず、数値・機能の説明はすべて公式情報だ。
結論を先に言うと、夜間や休日しか動けない転職検討者にはCaseMatchが向く。基本機能はすべて無料で、面談の予約や日程調整が要らないため、「まだ転職するか決めていない」段階からでも深夜に相談を始められる(公式発表・casematch.jp公式FAQより)。最初の一歩は、公式サイトの「無料で始める」から、今悩んでいることをケイに一言話してみることだ。
これまでの転職相談 → AIエージェント後で何が変わったか
CaseMatchの発表では、人のキャリアアドバイザーが抱える課題を次のように整理している。求人の選択肢が担当者個人の知識に依存すること、1人にかけられる相談時間が限られること、営業時間や日程調整の制約があること、面談ごとの獲得・稼働コストが高いこと──いずれも「人」が窓口である以上、避けにくい構造だという。

| これまで(人のエージェント) | リニューアル後(AIキャリアエージェント) | |
|---|---|---|
| 相談できるタイミング | 営業時間内・予約制 | 24時間、深夜でも即相談 |
| 求人の幅 | 担当者個人の知識に依存 | 公開求人〜非公開求人まで横断的に提案 |
| 相談・練習の回数 | 面談ごとに時間の制約 | 回数を気にせず何度でも |
| 転職を決めていない段階 | 相談しづらい | むしろ「決める前」でも相談対象 |
AI化後は「面談の予約も日程調整も必要ありません。深夜でも、転職するか決めていない段階でも、すぐに相談できます」と公式発表にある。予約という最初のハードルが無くなったことが、構造上の変化の中心だ。
CaseMatchを運営するCaseMatch株式会社(東京都港区、代表取締役:松本拓樹、2023年12月設立)にとって、今回が初めての立ち上げではない。もともとは「AI面接練習サービス」として運営され、延べ15万人分の面接データと評価の知見を蓄積してきた。今回のリニューアルは、その面接練習の実績を土台に、求人提案や書類添削まで支援範囲を広げた、という位置付けになる(公式発表より)。
なお、同社は2026年7月30日にも別のプレスリリースを出しているが、これは企業(採用側)向けの「タレントインテリジェンス」機能の提供開始発表であり、対象・内容が異なる。本記事で扱うのは、求職者向けの今回(9/28)のリニューアルのみだ。
AIが担う3つの機能:求人提案・書類添削・面接練習
リニューアル後、AI「ケイ」が担当する機能は大きく3つに整理されている。3つは別々の画面に分かれているのではなく、求人探しから応募書類の準備、面接練習、企業からのスカウト受信までを、ひとつの会話の中で行き来しながら進める設計だ(公式発表「求人探しから面接練習まで、ひとつの会話で完結」より)。

① 求人提案
「ネットで公開されてる公開求人からエージェントしか持たない非公開求人まで、幅広い求人データから、自分では探しきれなかった選択肢も含めて、『なぜ合うのか』という理由を添えて提案します」と公式発表にある。求人を出すだけでなく、合う理由を添える点がポイントとして挙げられている。
② 書類添削
「転職エージェントが持つ数々のデータから、応募先ごとにアピールすべき経験や実績が伝わるよう書類を添削します」と説明されている。応募先ごとに添削内容を変える設計だが、対象職種や具体的な添削観点までは公式発表に記載がない(2026年9月28日確認)。
③ 面接練習
「人物面接からケース面接まで、志望企業の選考形式に合わせて何度でも本番形式で練習できます」とある。練習の種類は「人物面接」「ケース面接」の2つが名称として挙げられているが、音声かテキストか、想定質問数がどの程度かといった進め方の詳細は公式発表に記載がない(2026年9月28日確認)。
数字で見るCaseMatch(公式発表より、内訳を区別して記載):
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 利用者数 | 2.5万人 |
| 求人紹介数(延べ) | 10万件 |
| 面接練習の利用者数(延べ) | 15万人 |
| 利用企業数 | 75社以上 |
見出しにある「延べ15万人に利用された」は、この中の「面接練習の利用者数(延べ)」を指す数値だ。サービス全体の利用者数(ユニーク)は2.5万人であり、両者は別の数値として区別して読む必要がある。
向いている人・向かない人
公式発表とFAQの記載から、向く人・注意が必要な人を整理する。

向いている人
- 平日の営業時間中に相談する時間が取れない人(24時間対応・予約不要)
- まだ転職するかどうか決めていない人(「決める前に来てください。ケイは就職・転職を勧めません」と公式FAQにある)
- 面接練習を何度も繰り返したい人(回数の上限なし)
- 個人情報の扱いを気にする人(「あなたが情報開示を許可するまで、個人情報は一切見られることはありません」「相談内容は企業には一切共有されません」と公式FAQにある)
注意が必要な人
- 人とじっくり対話しながらキャリアの方向性を固めたい人には、AIとの会話が最初の窓口になる点が合わない可能性がある。ただし公式FAQには「必要であれば、ケイがヘッドハンターにもお繋ぎもできます」とあり、AIの相談だけで完結しない設計にはなっている。
- 新卒・中途の両方が対象だが、対象職種の絞り込みや添削・面接練習の具体的な出題範囲は公式発表に記載がなく、自分の職種でどこまで対応するかは事前には分からない。
今日からできる最初の一歩
公式サイト(casematch.jp)のトップには「無料で始める」ボタンがあり、公式発表・FAQのいずれにも「基本機能はすべて無料。追加費用は一切ありません」と記載されている。対象は新卒・中途の両方で、経験や志向性に応じて同じ機能が使えるとされている。

登録画面の入力項目や所要時間は公式発表に記載がなく、詳しい手順は公式サイトで直接確認できる。まだ転職するか決めていない段階でも相談対象になっている以上、「まずは一度話してみて、続けるかどうかはそのあとで決める」という順番で使い始められる設計だ。
夜間や休日に相談したい人には、予約不要で24時間使え、基本機能は無料。
CaseMatch(AIキャリアエージェント) を無料で始める(公式)まとめ
CaseMatchは2026年9月28日、キャリア相談の最初の窓口を「人」から「AI」へ切り替えるリニューアルを発表した。求人提案・書類添削・面接練習・スカウト受信を、AIが24時間・回数の制限なく一気通貫で担う点が変更の核心であり、これまで人のエージェントの営業時間や予約の壁で相談を先延ばしにしていた人には特に関係が大きい。基本機能は無料で、まだ転職を決めていない段階からでも試せる。
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