Nottaの有料化ラインは、月に何分録音するかより先に「1回の録音が3分を超えるか」で決まります。フリーは月120分・1回3分までなので、会議の録音は1回目から公式の上限に当たります。
この記事の金額と上限は、公式サイトの記載(2026年10月17日確認)と、その数字からの計算です。無料版を実際に使った感想は含みません。料金は改定されるので、申し込む前に公式の料金ページで最新の金額を見てください。
得られる結果
読み終えると、次の3つが分かります。
- 自分の使い方なら、フリー・プレミアム・ビジネスのどれが過不足ないか
- 月払いと年払いで1年にいくら違うか(実額)
- 有料にして後悔しやすい場面と、契約前に押さえる注意点
迷ったらこれ:無料版で足りるか・有料化すべきか
結論:録音が3分以内の短いメモだけならフリー。会議や面談など3分を超える録音があるなら、プレミアムの年払い(月1,185円)です。

理由は3つです。
- フリーは1回の録音が3分までです(公式の表記)。1時間の会議は1回目から上限を超えます。
- 月120分の枠は、3分の録音なら40回で使い切ります。
- プレミアムは月1,800分(30時間)・1回5時間まで。週1回の1時間会議(月約4時間)でも、週3回の1時間商談(月約12時間)でも枠に収まります。
得になる点を数字で言うと、月に720分(週3回の1時間商談)使う場合、プレミアム年払いなら1分あたり約1.65円です(月1,185円÷720分)。
最初の5分でやることは、Notta公式サイトでフリーに登録することです。クレジットカードの登録は要りません(公式の記載)。まず自分の録音が3分に収まるかを見てから、有料にするかを決められます。
合わない人:月1,800分を超える人、Web会議の録画やZapier・CRM連携が要る人は、プレミアムでは足りません(損益分岐の節で説明します)。
Nottaの料金プラン一覧(実額で整理)
2026年10月17日時点の公式情報です。一般向けの料金ページは税込、法人向けページは税抜で書かれているので、下の表では税込に揃えました。ビジネスPlusだけは公式が税抜表記のため、10%を足して自分で換算しています。

| プラン | 月払い | 年払い(月あたり) | 文字起こし | 1回あたり |
|---|---|---|---|---|
| フリー | 0円 | 0円 | 月120分 | 3分まで |
| プレミアム | 1,980円 | 14,220円(月1,185円) | 月1,800分 | 5時間まで |
| ビジネス(1アカウント) | 4,180円 | 30,096円(月2,508円) | 無制限 | 5時間まで |
| ビジネスPlus | 9,900円(税抜9,000円から換算) | 月5,940円(税抜5,400円から換算) | — | — |
| エンタープライズ | 要相談 | 要相談 | — | — |
ビジネスPlusの文字起こし枠と1回あたりの上限は、公式のお知らせと法人向けページに記載がないため「—」としています。
補足です。
- 年払いは12か月分の一括払いです。プレミアムなら月払い12か月分が23,760円、年払いが14,220円で、差は9,540円(約40%安い)。ビジネスは50,160円に対して30,096円で、差は20,064円です。
- ビジネスPlusは2026年7月27日に始まったプランで、「AI学習なし」とNotta Brainの全機能、月8,000クレジット(1アカウントあたり)が付きます。一般向けの料金ページ(フリー・プレミアム・ビジネス・エンタープライズの4列)には載っておらず、法人向けページに載っています。
- 「AI学習なし」を選べるのはビジネスPlus以上です。ビジネスまでは選べません。
- アプリストア経由の購入は、Web版と金額が違う場合があります。
無料版は月120分・1回3分まで。
Notta を無料で始める(公式)最短手順:無料版でNottaを試す
契約の前に、無料版で自分の録音が上限に収まるかを見る手順です。公式の案内に基づく流れで、画面での所要時間は測っていません。

- フリーに登録する。 カード登録は不要で、料金も解約手続きも要りません(公式の記載)。
- 3分以内の音声で文字起こしを試す。 フリーの機能は「ミーティングの文字起こし」と「話者識別」です。
- 自分の普段の録音の長さを確認する。 会議の録音が3分を超えるなら、フリーでは1回目から公式上限の3分を超えます。
- 有料の金額を決める。 次の「損益分岐」の表で、月の分数に合うプランを選びます。
- 契約するか判断する。 試したい場合は、プレミアムの3日間無料トライアルがあります(注意点は後述)。
3分を超えたときの画面の出方は、公式の記載だけでは分かりません。無料版の制限の中身を詳しく知りたい人は、Notta無料版の制限を実測した記事を先に読むと早いです。
無料版と有料版、実際に何が変わるか
公式の機能一覧と料金ページの比較表をもとに、プランごとに加わるものを整理します。

フリー
- 文字起こし:月120分、1回3分まで
- AI要約:月10回/ファイルインポート:月50個
- 話者識別が使える
- 単語登録3個、カスタムテンプレート5個
プレミアムで加わるもの
- 文字起こし月1,800分、1回5時間まで
- AI要約が月100回、インポートが月100個
- 文字起こしデータのダウンロード、テキストの翻訳
- 単語登録が200個
- 文章校正、倍速再生、無音スキップ、プライバシーモード(デスクトップ版)
- Box/Google Drive/Dropbox/OneDriveとの連携
ビジネスで加わるもの
- 文字起こしが無制限、AI要約・インポートが月200(各1アカウントあたり)
- Web会議の録画
- メンバー招待・ロール管理、チームでのワークスペース共有
- Zapier・CRM連携、利用状況レポート、IPアドレス制限
- 単語登録が1,000個
- アカウント数は1〜50で、契約時に指定
エンタープライズは、これらに加えてSSO、操作ログ、専用サポートデスクなどが付き、オンラインでは購入できません。
追加料金のアドオンもあります(プレミアム以上)。1か国語のリアルタイム翻訳は年払い月858円(月払い1,430円)で月100回まで。2か国語の文字起こし・翻訳は年払い月1,320円(月払い2,200円)で月200回までです。
なお、無料版の翻訳まわりは、公式の機能一覧と料金ページで書き方が揃っていません。無料版で翻訳を使う前提の人は、申し込み前に公式で最新の回数を確認してください。
損益分岐:月にどれだけ使えば有料化すべきか
分かれ目は2段階です。

- 1段目(フリー→プレミアム):1回の録音が3分を超える、または月の合計が120分を超える。どちらか片方でも当てはまれば、プレミアムの対象です。
- 2段目(プレミアム→ビジネス):月1,800分を超える、またはWeb会議の録画・Zapier・CRM連携・利用状況レポートが要る。
使い方のパターン別にまとめます。1分あたりの単価は「月の料金÷月の利用分数」で、公式価格からの自分の計算です。
| 使い方の例 | 月の分数 | 向くプラン | 月額(月払い/年払い) | 1分あたり(月払い/年払い) |
|---|---|---|---|---|
| 3分の音声メモを毎日 | 約90分 | フリー | 0円 | 0円 |
| 週1回・1時間の会議 | 約240分 | プレミアム | 1,980円/1,185円 | 約8.3円/約4.9円 |
| 週3回・1時間の商談 | 約720分 | プレミアム | 1,980円/1,185円 | 約2.8円/約1.65円 |
| 毎日1時間(月30時間) | 1,800分 | プレミアム(枠の上限) | 1,980円/1,185円 | 約1.10円/約0.66円 |
| 月1,800分超、または録画・連携が必要 | 1,800分超 | ビジネス | 4,180円/2,508円 | — |
読み方のポイントは3つです。
- 3分の音声メモを毎日1本なら月約90分で、120分の枠に収まります。ただし、これは毎回3分以内の場合に限ります。
- プレミアムは使うほど1分あたりが安くなる契約です。週1回の会議だけでも、年払いにすれば月払いより1年で9,540円安くなります。
- ビジネスはプレミアムの月額に、年払いで1,323円、月払いで2,200円を足した金額です。録画や連携が要らないなら、プレミアムの枠で足ります。
ビジネスPlusを検討する人は、AI学習なしが必要な人です。公式の記載では、その条件を満たすのはビジネスPlus以上です。文字起こしの枠は公式に記載がないため、契約前に法人向けページで確認してください。
Notta Memoを使う場合
専用レコーダーNotta Memoを買うと、2026年9月18日以降の購入者には「Nottaハードウェアプラン」として月600分の文字起こしが付きます(以前は「スタータープラン」の名称)。変更前の利用分は600分に含まれ、たとえば100分使用済みなら残りは500分です。
本体の価格や、プレミアムと併用したときの合計枠は、公式のNotta Memoのページで申し込み前に確認してください。Notta Memoの中身は、Notta Memo Pro徹底比較で詳しく扱っています。
いちばん安く契約するには
安く始めるコツは3つです。

- 年払いにする。 プレミアムなら月払い比で年9,540円安くなります。ただし12か月分の一括払いです。途中解約時の扱いは、申し込み前に公式で確認してください。
- 割引コードの有無を決済画面で見る。 無料登録後のチュートリアルで割引コードがもらえるとする紹介もありますが、公式の記載では確認できていません。適用欄があれば使う、という程度に考えておくのが安全です。
- 3日間無料トライアルを使う。 ここに最大の落とし穴があります。
3日間トライアルの注意点(公式FAQより):
- 終了後はプレミアムの年間プランで自動更新され、課金されます。
- 続けない場合は、終了前の解約が必要です。72時間以内に解約すれば請求はありません。
- 自動更新の停止は、有効期間の24時間前までに手続きします。
- 退会と自動更新の停止は別の操作です。Web版では「アカウント → 契約管理 → サブスクリプションの解約」から行います。
トライアルを始める前に、解約の日時をカレンダーに入れておくのが安全です。
支払い方法はJCB・VISA・Mastercard・Discover・American Express、Apple ID、Google Playです。銀行振込の請求書払いはビジネス以上のみで、プレミアムは請求書が発行されません。
よくある失敗トップ3

- 「月の合計時間」だけで判断する。 月90分しか使わなくても、1回が10分なら、フリーの1回3分の上限を超えます。先に見るのは「1回の長さ」です。
- トライアルの自動更新に気づかない。 終了後は年間プランで課金されます。解約の期限は有効期間の24時間前です。
- 録画や連携が要るのにプレミアムを選ぶ。 Web会議の録画、Zapier・CRM連携は、ビジネスからです。契約してから気づくと、プランの変更が必要になります。
次の一歩:まず3分以内の音声を1本、文字起こしする
迷っているなら、今日やるのは「フリーに登録して、3分以内の音声を1本文字起こしする」ことだけです。カード登録は要らず、解約手続きもありません。上限に収まる使い方なら、そのまま0円で続けられます。普段の録音が3分を超えるなら、プレミアム年払い(月1,185円)が最初の有料の候補です。

無料版は月120分・1回3分まで。
Notta を無料で始める(公式)文字起こしの精度で選びたい人は、Notta・Rimo・tl;dvを同じ音声で比べた記事も参考になります。
もっと詳しく
料金改定と、この記事の読み方
料金は改定されます。この記事の金額は2026年10月17日時点です。公式のお知らせで確認できる主な変更は次の2つです。
- 2026年7月27日:ビジネスPlusの提供開始
- 2026年9月18日:Notta Memo付属プランが「Nottaハードウェアプラン」になり、月600分に拡大
税込・税抜について
一般向けの料金ページは税込、法人向けページとビジネスPlusのお知らせは税抜です。ビジネスPlusの税込金額(月9,900円・年払い月5,940円)は、税抜表記に1.1を掛けた自分の計算です。
認識精度について
公式の自己申告では、整った会議音声での文字起こし認識率は98.86%以上です。収音が難しい環境では下がる旨の注記があります。

