「経理 ai」で調べると、会計ソフトのAI機能、帳票を読み取るサービス、書類入力の自動化、在庫管理、業務代行(BPO)が一緒に出てきます。どれも「経理をラクにする」と書いてあるので、自分の仕事にどれが合うのか分かりにくいはずです。このまとめは、11のサービスを同じ順番(できること・料金・向く人と向かない人・最新の更新)で並べ、用途から選べるようにしました。なお、各サービスの実機は使っておらず、内容はすべて公式の発表・料金ページ(2026年10月18日時点、一部は10月9日・10月15日・10月21日・10月22日確認)に基づきます。

このまとめで分かること/迷ったらこれ

分かるのは次の4点です。

用途3つとその候補サービス・料金の比較図
自分の困りごとがどの列に当たるかで、最初に見る候補が決まる。
  • 経理のAIが得意なこと・人が判断すること
  • 用途別に、どのサービスが候補になるか
  • 料金の目安と、個別見積りになるサービスの見分け方
  • 2026年10月に出た新しい発表(Kurashiru、zaico、GENBA AI、ジンベイ GenWorker、eerp 外付けカスタマイズ、TOKIUM、Kiva Samurai App)の中身

迷ったら、まず用途で3つに分けてください。

  1. 領収書や請求書の入力を減らしたい個人事業・小規模法人 → マネーフォワード クラウド会計。月額払いで3,980円(ひとり法人プラン)から。AI-OCR(紙やPDFの文字を読み取る機能)は、ひとり法人プランで月30件まで使えます。2026年3月25日には、読み取った内容から仕訳候補を検索できるようになりました。
  2. メーカー・卸で、FAX・紙・Excelの注文書と入金消込に追われている → Kurashiru AI OS(帳票変換Agent・消込Agent)。2026年10月8日に発表。料金は個別見積りです。
  3. 経理の定型業務を、人ごと外に任せたい → GENBA AI byGMO。月額49,000円(税別・20時間・12か月契約)から。初期費用は無料です。

在庫管理をChatGPTから操作したい人は、zaicoが候補になります(zaico本体は月額9,878円〜・税込)。請求書や注文書の入力を自社のPC上で自動化したい人は、ジンベイ GenWorkerも見てください(後述)。請求書の入力ルールをAIとの会話で変えたい人はTOKIUM AI明細入力のMCP対応、請求書PDFの作成から消込候補・領収書の仕訳表までAIとの会話で下書きしたい中小規模の部門はKiva Samurai Appが、それぞれ新しい候補です。

最初の5分でやること: 会計ソフトで入力を減らしたい人は、マネーフォワードの料金ページで、自分のプランのAI-OCR件数(月30件/60件/101件以上は1件20円)と、毎月の領収書・請求書の枚数を見比べてください。件数が収まるかどうかが、最初の分かれ目です。

比較表|11サービスを並べると

サービスできること料金の目安向く人公式の発表日
TOKIUM AI明細入力(MCP対応)請求書の入力ルールを、AIとの会話で確認・編集する発表に記載なし(問い合わせで確認)入力ルールの変更を頻繁に行う経理担当者2026-10-21
Kiva Samurai App請求書PDF作成、入金消込候補の作成、領収書の仕訳表、規程Q&A、契約書の点検、ワークフロー化SamuraiAX公式の表記ではトライアル0円、スタンダード月19,800円〜、エンタープライズは個別見積(「Samurai App」単独の料金かは未確認)経理・総務・法務をまたいで下書きを自動化したい中小規模の部門2026-10-21
ジンベイ GenWorker書類の読み取りから基幹システムへの入力まで、社内PCで自動化するAI-RPA年45万円/台(税込49.5万円)+初期費用20万円(税込22万円)経理・総務で、書類データを社外に出しにくい現場2026-10-19
eerp 外付けカスタマイズERPに合わない業務の流れを、n8nとAIエージェントでERPの外側に作る導入支援個別見積もり(構築費+月額運用)eerpを導入中または検討中の中小企業2026-10-20
Kurashiru AI OS 帳票変換・消込Agent帳票のAI-OCR変換と入金消込(担当者が承認して確定)個別見積りメーカー・卸(小売は準備中表示)2026-10-08
zaico+ChatGPTプラグイン在庫・入出庫・受発注を会話で操作zaico本体は月額9,878円〜(税込)。操作範囲は契約プランに準拠在庫管理をChatGPTから扱いたい人2026-10-09
GENBA AI byGMO経理・人事・問い合わせ対応などをAIと人で代行月額49,000円〜(20時間・12か月契約・税別)定型業務を外に任せたい企業2026-10-15
マネーフォワード クラウド会計AI-OCR、仕訳候補月額3,980円〜(AI-OCR件数はプランで上限あり)会計ソフトで入力を減らしたい人機能更新 2026-03-25
freee会計AI-OCR記帳、明細取得・自動仕訳月額5,480円〜同上公式ページに日付表示なし
SAP Concur Expense領収書の取り込み、AI不正検知非公開(問い合わせ・見積り依頼)経費精算を統制したい企業公式ページに日付表示なし
記帳代行 by StepBase請求書をAI-OCRと人の目視でCSV化発表に記載なし記帳を外注したい企業2026-04-21

比較表の金額は、各公式ページの表示どおりです。マネーフォワードとfreeeは、料金ページに税込・税別の区別が明記されていないため、プラン名と金額だけを載せています。申し込み前に、公式の料金ページで税の扱いを確認してください。「向く人」のうちTOKIUMとKivaの欄は、発表の内容から整理した記述で、公式がそう明記しているわけではありません。

サービスを処理する人で3グループに分けた早見図
サービスは、誰が処理するかでグループに分かれる。

ジンベイ GenWorkerは書類入力を自動化する製品(RPA)、eerp 外付けカスタマイズはERPの差分を埋める導入支援サービスで、種類が違います。TOKIUMのMCP対応は既存サービスの設定をAIとの会話で変える機能、Kiva Samurai Appは会話で下書きを作る業務AIエージェントです。同じ軸で優劣をつけず、自分の状況に当てはまる行だけを見てください。

マネーフォワードは、AI-OCRの月間件数がプランごとに公開されています。使い始める前に、自分の月の領収書・請求書の枚数で収まるかを計算できる点が、個別見積りのサービスとの大きな違いです。

ひとり法人なら月額3,980円〜(月払い)で、AI-OCRは月30件まで使えます。

マネーフォワード クラウド会計 の料金プランを確認する(公式)

選び方|3つの質問で絞る

処理する人・混在する帳票・料金の見え方の3つの質問
この3問に答えるだけで、見るべき候補が絞れる。
  1. 誰が処理するか: 自分で処理するなら会計ソフト(マネーフォワード、freee)。担当者が忙しくて人手ごと足りないなら BPO(GENBA AI、StepBase)。AIエージェント導入事例まとめ|効果の数字と条件を比較で、導入後の効果を数字で確認できます。書類入力の操作そのものを自社PCで自動化したいならジンベイ GenWorker。AIと会話しながら請求書や仕訳表の下書きを作り、確定は自分で行う形ならKiva Samurai Appが候補です。
  2. 何が混在しているか: FAX・紙・PDF・Excelが取引先ごとに違うなら帳票変換(Kurashiru)。領収書や請求書が中心なら会計ソフトのAI-OCRで足ります。すでにeerpを使っていて業務の流れが合わないなら、eerp 外付けカスタマイズが候補です。請求書の読み取りルールを頻繁に直す運用なら、TOKIUM AI明細入力のMCP対応が、画面を開かずに変更できる点で目に留まります。
  3. 料金をどう見るか: 金額が出ているもの(会計ソフト、zaico、GENBA AI、GenWorker、SamuraiAX公式に表記があるKiva)は比較しやすく、個別見積り(Kurashiru、Concur、eerp 外付けカスタマイズ)や発表に記載のないもの(TOKIUM)は問い合わせが前提です。見積りのサービスは、導入に数か月かかる前提で計画します(Kurashiruの標準は約2〜3か月)。

経理AIでできること・人が判断すること

SAP Concur Japanの解説記事(2026年4月8日公開)は、AIにできることとして仕訳の自動化、請求書の処理、経費チェック、OCRによる帳票データの抽出を挙げています。できないこととして挙げているのは、前例のない特殊な取引の会計判断、監査法人対応のように対人の要件がある業務、投資判断・税務方針の決定・重要な会計処理の最終承認です。

AIにできることと人が判断することの2列比較
AIは下書きまで、確定は人。役割分担の線引きがここにある。

この線引きは、今回扱うサービスの作りとも合っています。Kurashiruは、消込の差額を確認して担当者が承認する流れです。GENBA AIも、AIが判断できない例外と最終確認を人が担当すると説明しています。eerp 外付けカスタマイズも、AIの出力は下書きとして扱い、担当者の確認・承認を経てから登録するとしています。Kivaも、経費の仕訳や依頼文は下書きまでで確定は人が行い、契約書の点検は法務確認前の下書きで締結してよいかの結論は出さないと案内しています。AIは「下書きを作る役」、確定は人と考えると、どのサービスでも導入後の役割分担をイメージしやすくなります。

AI技術の種類|名前の違いを1分で

サービス紹介に出てくる言葉を、一般的な意味で整理します(公式の定義ではなく、読み分けるための目安です)。

AI-OCR、RPA、仕訳AI、不正検知AI、生成AIの役割の対応
言葉ごとに自動化するものが違う。名前を見れば役割が分かる。
言葉自動化するものこのまとめでの例
AI-OCR紙・PDF・画像の文字を読み取ってデータにするKurashiru、マネーフォワード、freee、StepBase
RPA決まった操作の繰り返しを自動化するジンベイ GenWorker(AI-RPA)、GENBA AI(AIエージェントの一覧にRPAがある)
仕訳AI取引から勘定科目の候補を出すマネーフォワード(仕訳候補)、freee(自動仕訳)
不正検知AI経費の不審なパターンを見つけるSAP Concur(Verify - AI不正検知)
生成AI文章の作成や、会話での指示の理解zaico+ChatGPT、TOKIUM(Claude・ChatGPT・Microsoft 365 Copilotとの会話)、Kiva Samurai App

ChatGPTなど汎用の生成AIで経理の文章を作る使い方やプロンプト例は、このまとめでは扱いません。

AI-OCRの実装例として、ニッスイがAI-OCRと人による確認を組み合わせて受注入力を自動化し、月160時間の削減を実現しています。AIは下書きを作る役割であり、確定は人が担当する運用の実例です。

サービス別の詳細

Kurashiru、zaico、GENBA AIの料金と向く人の比較
料金と向く人を並べると、3サービスの立ち位置の違いが見える。

Kurashiru AI OS 帳票変換Agent・消込Agent

何ができるか: FAX・紙・PDF・Excel・CSVの帳票を変換します。出力は会計仕訳データ、基幹システム取込データ、API(JSON)、Excelなどです。消込Agentは、帳票変換Agentで変換したデータを請求・入金・発注データと照合して消込を行います。差額が出た場合は、担当者が確認して承認する流れです。

料金: 金額の掲載はなく、利用するAIエージェント数と対象データ量に応じた個別見積りです。導入は4段階で、課題整理・構想策定(1〜2週)、初期検証のPoC(4〜6週)、データ接続(2〜4週)、本格運用(継続)。標準の期間は約2〜3か月とされています。

向く人: 取引先ごとに帳票の形式が違うメーカー・卸。サービスサイトの対象はメーカー・卸売業・小売業ですが、小売は「準備中」の表示です。発表の事例は食品業界を想定したものです。

向かない人: 少人数で月数十枚の領収書を処理する個人事業。導入に数か月かかる前提なので、すぐ使い始めたい場合は会計ソフトのほうが合います。

最新の更新: 2026年10月8日19時、帳票変換Agentと消込Agentの発表。お知らせ本文は過去形で「提供を開始しました」とあり、提供開始日の明記はありません。発表資料の活用例(差額28万円、確認は128件中9件)は架空のサンプルで、実際の導入成果ではありません。

zaico(ChatGPT公式プラグイン)

何ができるか: 在庫管理ソフトzaicoを、ChatGPTのメニューの「プラグイン」で「zaico」を検索してインストールするだけで接続できます。公式発表が挙げる用途は、他システムとのデータ連携、データの取込・登録(紙の帳票やPDFを含む)、入出庫・受発注の登録、在庫状況の可視化です。なお、zaicoは2026年6月9日に「zaico MCP」の提供を開始しており、対応AIはChatGPT、Claude Desktop、Claude Code、Claude Cowork、Cursorなどです。

料金: プラグインの機能と処理範囲は、zaico MCPと同等です。公式発表は「機能はご契約中のzaico料金プランに準じます」と注記しています。zaicoの月額(税込)はスターターが9,878円(本体8,980円、フル3名・閲覧10名)、ベーシックが54,780円(本体49,800円、フル10名・閲覧10名)、プロフェッショナルは165,000円〜(要見積り)。アカウント作成後すぐに30日間の無料お試しが始まり(有料オプション機能は除く)、決済情報の登録は不要と案内されています。

向く人: すでに在庫をzaicoで管理していて、入出庫の登録や集計をChatGPTへの指示で済ませたい人。

向かない人: ChatGPTを使っていない、または社内のルールでChatGPTにデータを渡せない会社。OpenAI側の表示(2026年10月9日確認)では、ChatGPTは関連するチャットやメモリをアプリと共有する場合があり、提供元の規約とプライバシーポリシーが適用されます。使えるかどうかは、ChatGPTのプラン・ワークスペース・役割・地域でも決まります。

最新の更新: 2026年10月9日12時、ChatGPT公式プラグインの公開を発表。

GENBA AI byGMO(GMOランシステム)

何ができるか: 経理・人事・問い合わせ対応などの定型業務をAIエージェントが処理し、例外対応と最終確認を人が担当するBPOサービスです。管理部門では請求書の読取、受注登録、請求書作成、入金消込が例に挙がっています。「150種以上」はAIエージェントのテンプレートの数で、導入時に業務に合わせて調整する前提です。人の担当は、サービスページではベトナム・フエ拠点のスタッフと案内されています。

料金(税別・月額パック・初期費用無料):

プラン1か月契約6か月契約12か月契約
20時間69,000円59,000円49,000円
30時間94,000円84,000円74,000円
50時間139,000円119,000円99,000円

契約の単位は「AIが定型処理を担った後の、人の実働時間」です。未使用の時間は翌月に繰り越せません。 月額には、AIエージェントの作成・動作検証、生成AIのトークン費用、例外処理と最終確認を行う人によるBPOが含まれます。大量処理が必要な場合は事前相談とされています。

向く人: 経理の定型業務を、立ち上げから運用まで外に任せたい企業。月20時間から小さく始められます。

向かない人: 処理量が毎月大きく変わる会社。時間が繰り越せないため、少ない月は使わない時間が無駄になります。

公式が掲げる数値: 公式ページには、生産性+60%、エラー▲80%という数値が掲載されています。これは公式の自己申告で、測定条件や対象の記載がありません。自社でも同じ結果になるとは限らないため、参考値として見てください。

最新の更新: 2026年10月15日13時、サービスの提供開始を発表。

AI業務自動化の導入例として、大和証券がLayerX Ai Workforceで相続業務を自動化しています。定型業務をAIと外部スタッフで代行する仕組みは、GENBA AIと同じ構造です。

TOKIUM AI明細入力(MCPサーバー対応)

何ができるか: 請求書の入力ルール(どの項目をどう読み取り、仕訳に当てるか)を、設定画面ではなくAIツールとの会話で確認・編集できるMCPサーバー(AIツールから外部のサービスを操作するための接続口)です。管理画面を開かずに設定を変えられます。対応するAIは、Microsoft 365 Copilot、Claude、ChatGPTです。発表の会話例は「A社の請求書の型番も明細メモに入れたい。どう変えればいいか案を出して」で、ルールを変えたいときに、経理担当者が自然な言葉で指示できる使い方が想定されています。

料金: 発表に料金の記載はありません。利用料は問い合わせで確認してください。また、利用にはAIツール側でMCPサーバーの接続設定が必要で、必要なプランは各社の最新情報を確認するよう注記されています。接続の具体的な手順は発表に書かれていません。

向く人: 取引先が増えるなどで請求書の入力ルールを頻繁に変えていて、変更のたびに画面を開く手間を減らしたい経理担当者。発表の内容から読み取れる使い方で、公式がそう明記しているわけではありません。

向かない人: 利用するAIツール(Microsoft 365 Copilot、Claude、ChatGPT)で、MCPの接続設定ができない・使えない環境の会社。MCPを使うのに必要なプランの条件は、AIツールごとに公式の最新情報で確かめる必要があります。このまとめでは、接続は試していません。

最新の更新: 2026年10月21日13時、「TOKIUM AI明細入力」のMCPサーバー対応を発表。

Kiva Samurai App(業務AIエージェントOS)

何ができるか: 株式会社Kivaが、全社向けの業務AIエージェントOS「Samurai App」の使い方を2026年10月21日に公開しました。経理・総務・法務に関わる使い方が、次のように案内されています。

  • 請求書の作成: 取引先・品目・金額・振込先を会話で伝えると、請求書がPDFで届きます。不足している項目はAIが指摘し、適格請求書に対応します。
  • 入金消込: 銀行明細と請求書一覧のCSVを渡すと、AIが突き合わせて「一致・要確認・未消込」に分けた表をデータベースに作ります。振込手数料の差引きにも対応し、確認するのは要確認と未消込の行だけで済みます。
  • 領収書の処理: 複数の領収書画像をまとめて処理し、日付・支払先・金額・消費税額を読み取って、勘定科目と消費税区分を付けた表を作ります。8%と10%は行を分けます。
  • 承認権限の確認: 職務権限規程を読み込み、案件に応じて承認者と合議の要否を、根拠の条文つきで答えます。依頼文の下書きも作ります。
  • 社内規程のQ&A: 就業規則などを「ナレッジ」として登録すると、質問に条項番号を示して答えます。契約書のひな形に相手先の情報を差し込み、差し込み箇所の一覧も出します。
  • 契約書の点検: 受け取った契約書を自社の立場で点検し、論点表(該当箇所の引用・要対応か要確認かの区分・想定リスク・直し方の案)と、稟議用のまとめ、先方への申し入れ案を作ります。フォルダ内の複数の契約書を、再委託の可否や解約予告の期間などの項目で1枚の表に並べて比べることもできます。
  • ワークフロー化: 会話で一度やった作業を、「毎月1日の朝9時に」のような指示で定期実行にできます。規程にない事項は答えない(根拠を示す)作りです。

料金: 料金の表記が出ているのは、SamuraiAX名義の公式サイトです。トライアルは月0円でクレジットカード不要、スタンダードは月19,800円〜(基本料18,800円+100クレジット1,000円)、エンタープライズは個別見積と案内されています。ただし、これが「Samurai App」と同じ製品・同じ料金体系かは、このページだけでは分かりません。申し込み前に、Kivaに料金と提供形態を問い合わせてください。

向く人: 経理・総務・法務にまたがる書類作業を、会話で下書きにしたい中小規模の部門。請求書や領収書の入力、規程の問い合わせ対応、契約書の一次点検がまとめて出てくる現場です。発表の内容から整理した記述で、公式がそう明記しているわけではありません。

向かない人: 仕訳の確定や、契約を結んでよいかの判断までAIに任せたい会社。出力はいずれも下書きで、仕訳の確定、契約の可否、メール送信は人が行います(メールの自動送信機能はありません)。帳票の形式が取引先ごとにバラバラな大量のFAX・紙を、導入支援つきで変換したい場合は、Kurashiruのような帳票変換のサービスが比較対象になります。

最新の更新: 2026年10月21日、経理・総務・法務向けの使い方5本を公開(請求書作成と入金消込、領収書の仕訳表と承認権限、社内規程と契約書のひな形、契約書の点検、ワークフロー化)。ChatGPT・Gemini・Claudeなど主要なAIと接続できるとの記載もあります。

ジンベイ GenWorker(ジンベイ株式会社)

何ができるか: 請求書・注文書などのPDFや画像から項目と明細を読み取り、システムへの入力までを社内PCだけで自動化するAI-RPAです(サーバーは不要)。公式サイトでは、PDF・FAX・スキャン書類を読み取れ、操作の対象はブラウザ・デスクトップアプリ・Excelと案内されています。AIの判断と人の承認を1つの流れにすることもできます。作り方は、操作の記録、話しかけての依頼、テンプレート、AIに案内してもらう手順の4通りです。画面の部品が変わっても、AIが画面から探し直して処理を続ける「自己修復」を備えます。AIを使うのは作成・読み取り・修復のときだけで、毎日の実行では使わないため、コストを抑えやすいとリリースに書かれています。

料金: 年間ライセンスは1台あたり45万円(税込49.5万円)で、全機能が使え、ワークフロー数に上限はありません。初期費用は20万円(税込22万円)で、最初の1回だけです(2台目からは不要)。AIクレジット5万円分が付き、追加は10万円単位でいつでも買えます。無料トライアルは2週間で、申し込むとインストーラーと始め方が届きます。動作環境はWindows 10/11とmacOSで、メモリ16GB以上が推奨です。

向く人: 請求書や注文書の入力を、基幹システムへの入力やブラウザ・Excelの操作ごと自動化したい経理・総務。書類データを外に出しにくい現場。

向かない人: 少人数で月数十枚の処理しかない個人事業。年45万円+初期費用20万円の固定費がかかるため、枚数が少ないなら会計ソフトのAI-OCRのほうが負担を抑えて始められます。また「社外に出さない」点には条件があります。公式サイトによると、同梱のローカルLLMとOS標準のOCRを使うものの、画像の読み取りと自己修復にはクラウドAIが必要です。どのデータが社外に出るかは公式の記載だけでは分からないため、導入前に問い合わせてください。連携できる基幹システムの一覧も、あわせて確認が必要です。

最新の更新: 2026年10月19日、提供開始。公式サイトには「約3か月で費用を回収できる」との記載がありますが、これはメーカー側の試算で、根拠は確認できていません。

eerp 外付けカスタマイズ(コマースロボティクス)

何ができるか: 中小企業向けクラウドERP「eerp」に、導入時に出る業務の差分(フィット&ギャップのギャップ部分)を、ERP本体を改造せず、外側のn8nと生成AI(AIエージェント)のワークフローで埋めるサービスです。n8nの公認クリエイター3名が、設計から安定稼働までを担当します。eerpのAPIを、メール・Teams・Slack・Google スプレッドシート・会計ソフトとn8nでつなぎます。本体を改造しないので、標準版のバージョンアップを止めずに使えるのが特徴です。AIの出力は「下書き」として扱い、担当者の確認・承認を経てから登録します。機密性の高いデータにはローカルAIを使うとされています。1つの業務から始めて効果を確かめてから広げる進め方で、売上・粗利・資金繰りの経営向けレポートや経理業務の自動化にも使えます。これはAIツールそのものではなく、導入を支援するサービス(FDE=Forward Deployed Engineer)です。

料金: 定価の公表はなく、個別見積もりです(ワークフロー1本ごとの構築費+月額の運用サポート)。構築費・月額の目安は公式情報では分かりません。参考までに、eerp本体の料金は、見積プランが初期費用1万円+月1万円、販売管理プランが初期費用3万円+月2万円、製造ERPプランが初期費用23.8万円+月7.3万円〜です。外付けカスタマイズの費用は含まれません。

向く人: eerpを導入中または検討中の中小企業で、ERPに合わない業務の流れを、本体を変えずに吸収したい会社。

向かない人: eerpを使う予定がない会社(対象はeerpを導入中または検討中の中小企業です)。会計ソフトのAI-OCRのように、料金を見て自分で始めたい人にも向きません。

最新の更新: 2026年10月20日、提供開始。

マネーフォワード クラウド会計

何ができるか: AI-OCRで領収書や請求書を読み取って入力を減らし、2026年3月25日からは「AI-OCRから入力」で仕訳候補を検索できます。

料金(月額払い): ひとり法人3,980円、スモールビジネス5,980円、ビジネス7,980円。年額払いは月あたり2,480円、4,480円、6,480円です。AI-OCRの件数はプランで決まり、ひとり法人が月30件まで、スモールビジネスが月60件まで、ビジネスは月101件以上で1件20円です。

向く人: 毎月の領収書・請求書が数十枚で、会計ソフトの中で読み取りから仕訳まで済ませたい個人事業主や小規模法人。件数の上限が見えるので、使う前に収まるかを計算できる点が、帳票変換のように個別見積りのサービスとの違いです。

向かない人: FAXや取引先ごとにバラバラな帳票が大量にあり、入金消込まで自動化したい会社。その場合はKurashiruのような帳票変換と消込のサービスが比較対象になります。

最新の更新: 2026年3月25日、AI-OCRから入力して仕訳候補を検索できる機能を追加。

freee会計

何ができるか: 「AI-OCR記帳」と「明細取得・自動仕訳」が、料金表に載る全プランの基本機能です。

料金(法人・月額): スターター5,480円、スタンダード8,980円、アドバンス39,780円。エンタープライズは問い合わせです。

向く人: マネーフォワードと同じく、会計ソフトの中で記帳を進めたい個人事業主・小規模法人。AI-OCRがどのプランでも使える点が特徴です。

向かない人: 帳票変換や入金消込を専門のサービスで自動化したい会社。

最新の更新: 公式の料金ページに更新日の表示はなく、これらの機能の発表日は公式ページから分かりません。

SAP Concur Expense

何ができるか: 領収書の自動取り込みと、「Verify - AI不正検知」を公式ページが挙げています。

料金: 非公開で、問い合わせか見積り依頼になります。

向く人: 経費精算を、不正チェックも含めて統制したい企業。

向かない人: 料金を見て比較してから決めたい個人・小規模事業。

最新の更新: 公式ページに更新日の表示はありません。

記帳代行 by StepBase(パーソルビジネスプロセスデザイン)

何ができるか: PDFや画像の請求書を、AI-OCRと人の目視修正でCSVの会計データにして納品する、記帳代行のサービスです。AIと人を組み合わせるBPOの一例として挙げました。

料金: 発表に記載がありません。

向く人: 記帳そのものを外注したい企業。

向かない人: 料金を見てから比較したい人。

最新の更新: 2026年4月21日に発表。

導入前に確認すること

導入前に確認する4つの項目のチェックリスト
申し込む前に、この4点を社内とサービス側で確かめる。
  • 機密情報の扱い: ChatGPTなどにつなぐ場合、OpenAI側の表示にあるとおり、チャットやメモリが連携アプリと共有される場合があります。何をAIに渡すかを、先に社内で決めてください。AIエージェント暴走対策|個人でもできる無料設定で、AIツール側の設定で防げることも載っています。ジンベイ GenWorkerのように「社内PCで完結」と案内されるサービスでも、画像の読み取りなどにクラウドAIを使う場面があるため、どのデータが外に出るかを確認します。TOKIUMのようにClaudeやChatGPTなどのAIツールと接続するサービスは、接続先のAIに何を渡すかも決めておく必要があります。
  • インボイス制度: 2023年10月1日開始。適格請求書には、売手の名称と登録番号、取引年月日、取引内容、税率ごとの対価の合計額と消費税額などを記載します。仕入税額控除には原則として適格請求書の保存が必要で、簡易課税など例外もあります。AI-OCRで読み取る場合も、登録番号などの項目が読み取れる設計かを、サービス側に聞いておくと安心です。Kivaは請求書の作成で「適格請求書に対応」と案内していますが、確認の方法までは発表に書かれていません。
  • 電子取引のデータ保存: 国税庁は電子取引のデータ保存義務を案内しています。要件の細部は国税庁のページで最新の内容を確認し、候補のサービスが対応しているかを各社に問い合わせてください。
  • AIは補助、確定は人: 前の節のとおり、最終判断を人が持つ運用にします。

次の一歩|今日やる行動を1つだけ

まずは、毎月の領収書・請求書の枚数を数えてください。マネーフォワードのAI-OCRは、ひとり法人プランで月30件、スモールビジネスで月60件までです。この枠に収まる個人事業・小規模法人なら、会計ソフトの中で読み取りから仕訳候補まで進める形が、金額も件数も見えやすい出発点です。

今日やることは枚数を数えること。AI-OCRの件数枠を示す図
自分の月の枚数が枠に収まるかが、最初の分かれ目になる。

ひとり法人なら月額3,980円〜(月払い)で、AI-OCRは月30件まで使えます。

マネーフォワード クラウド会計 の料金プランを確認する(公式)

枠を超えそうなら、取引先ごとに帳票が違うメーカー・卸はKurashiruへの問い合わせ、定型業務を丸ごと任せたい会社はGENBA AIの月20時間プラン、書類入力を自社PCで自動化したい会社はジンベイ GenWorkerの無料トライアル(2週間)が、次の候補です。請求書や領収書の下書きをAIとの会話で作りたい中小規模の部門は、SamuraiAX公式でトライアル月0円(カード不要)と表記されているKivaを、まず問い合わせの候補にできます。

もっと詳しく

料金の見え方を3つに分けた比較図
金額が見えるか、問い合わせが要るかで、確認の手間が変わる。

各サービスの料金の見え方

見え方サービス注意点
金額が公開マネーフォワード、freee、zaico、GENBA AI、ジンベイ GenWorker、Kiva(SamuraiAX公式の表記)税込・税別の表記がサービスで違う。AI-OCR件数や稼働時間、AIクレジットの上限を確認。Kivaは「Samurai App」と同じ料金体系かを確認
個別見積りKurashiru、SAP Concur、eerp 外付けカスタマイズ導入期間(Kurashiruは標準約2〜3か月)まで含めて相談
発表に記載なしStepBase、TOKIUM AI明細入力問い合わせで確認

公式情報の読み方

  • Kurashiruのプレスリリースには料金の記載がなく、サービスサイトは利用するAIエージェント数と対象データ量に応じた個別見積りとしています。申し込み前に、自社の帳票形式(FAX・紙・PDF・Excel・CSV)が対象かを問い合わせで確認してください。
  • Kurashiruのお知らせ本文には提供開始日の明記がありません。このまとめでは、確実に言える「発表日」だけを書いています。
  • GENBA AIの成果の数値は、公式の自己申告で測定条件が分かりません。比較の決め手にせず、問い合わせ時に前提条件を聞くのが安全です。
  • ジンベイ GenWorkerの「約3か月で費用を回収できる」という記載も、メーカー側の試算です。AIクレジットの消費量は公式情報だけでは分からないため、トライアルや問い合わせで確かめてください。
  • TOKIUMの発表には、MCPサーバーの接続手順や、Microsoft 365 Copilot・Claude・ChatGPTそれぞれで必要なプランの記載がありません。このまとめでも接続は試していないため、使うAIツールの最新の案内で確かめてください。
  • Kivaの料金は、SamuraiAX名義の公式サイトにある表記です。「Samurai App」の提供形態(導入方法)は、公式の記載からは分かりません。まとめに載せたKivaの機能は、公式の発表5本の記載に限っています。

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更新履歴

日付内容
2026-10-21TOKIUMが「TOKIUM AI明細入力」のMCPサーバー対応を発表(AIとの会話で入力ルールを確認・編集)
2026-10-21Kivaが業務AIエージェントOS「Samurai App」の経理・総務・法務向けの使い方を公開
2026-10-20eerp 外付けカスタマイズ(コマースロボティクス)が提供開始
2026-10-19ジンベイ GenWorkerが提供開始(ジンベイ株式会社)
2026-10-15GENBA AI byGMOが提供開始(GMOランシステム)
2026-10-09zaicoがChatGPT公式プラグインの公開を発表
2026-10-08Kurashiru AI OSが帳票変換Agent・消込Agentを発表
2026-06-09zaicoがzaico MCPの提供を開始
2026-04-21パーソルビジネスプロセスデザインが記帳代行 by StepBaseを発表
2026-03-25マネーフォワード クラウド会計が「AI-OCRから入力」で仕訳候補の検索に対応

この記事の最終確認日は2026年10月22日です。新しい発表があれば、各サービスの「最新の更新」とこの表に日付つきで追記します。

2026年3月から10月までの更新履歴を時系列で示す図
いつ・どのサービスが何を変えたかを、古い順に追える。