「文字起こし ai」で探すと、無料で使えるもの、会議に参加して取り込むもの、録音ファイルを後から起こすものが入り混じって出てきます。どれを選べばいいのか、決め手が見えにくい分野です。

このまとめは、8つの文字起こし・議事録サービス(Notta・Rimo Voice・LINE WORKS AiNote・toruno・文字起こしさん・AutoMemo・PKSHA YOMEL・GBase)と、Google Meet が2026年10月に発表した会議後の機能を、公式ページやリリースの記載(2026年10月19日〜24日確認)で同じ項目に揃えて比べます。実際のアカウント登録や操作の実測は行っておらず、料金・上限・対応は公式の表記のままです。為替の換算もしていません。

このまとめで分かること・迷ったらこれ

読み終えると、次の3つが決まります。

用途別のおすすめ3サービスの比較図
会議を丸ごと起こすならNotta、学習利用を避けたいならRimo Voice、まず試すなら文字起こしさんが出発点です。
  • 自分の会議や録音が「会議ツールに参加させて取り込む」方式と「ファイルを取り込む」方式のどちらに向くか
  • 無料枠で何を試せて、いつ有料に移るか
  • 会議後の作業(要約・メール・タスク)まで任せたいとき、どこを見るか

迷ったら、用途別に次の3つです。

こんな人はまずこれ理由
1時間前後の会議を、毎週まとめて文字にしたいNottaプレミアムは月払い ¥1,980 で月 1,800 分(30時間)、1回 5 時間まで。1時間の会議なら月 30 本分に収まります。年払いなら月換算 ¥1,185
社外秘の会議で、音声をAIの学習に使われたくないRimo Voice全プランに「No AI learning」の記載があり、ISO27001・ISO27017 を取得、国内保管。Pro は月 ¥4,950
登録なしで、まず精度だけ見たい文字起こしさん登録なしで最大 3 分、無料登録で毎日 10 分(1ファイル 10 分まで)

Notta を勧める根拠は料金と上限の組み合わせです。無料プランは月 120 分ですが 1回 3 分まで なので、無料のままでは会議1本は通りません。無料は「自分の声や会議の音で精度を見る」ための入口と割り切り、会議を丸ごと起こすなら有料に移る、という順番が分かりやすい選び方です(無料プランの制限はNotta無料版の制限を実測|3分の誤解と120分の壁で詳しく扱っています)。

最初の5分でやること: 手元の会議の録音から3分以内の部分を切り出し、無料枠で Notta と文字起こしさんの両方に通して、固有名詞や数字の拾い方を見比べてください。

比較表|サービス名・できること・料金の目安・向く人・公式の更新

サービスできること料金の目安(公式表記)向く人公式の更新・確認日
Notta会議ツール連携。58言語無料:月120分・1回3分/プレミアム ¥1,980(年払い月換算 ¥1,185)/ビジネス ¥4,180(同 ¥2,508)会議を丸ごと起こしたい個人・チーム2026-10-24 確認
Rimo Voice会議ツール連携。60言語以上。国内保管Pro 月 ¥4,950/Team 月 ¥6,600/Enterprise 要見積学習利用を避けたい法人文字起こしプラン発表 2025-05-29(報道)
LINE WORKS AiNote会議ツール連携。1回の上限 360 分チーム月 ¥19,800(6,000分)など。年額契約長時間・大人数で使う組織2026-10-19 確認
toruno会議ツール連携+音声・動画ファイル。AI要約付き月30時間 ¥27,000/月100時間 ¥85,500業務で大量に使う企業2026-10-19 確認
文字起こしさんファイルのアップロード。100言語以上無料:登録なし 3 分、登録で毎日 10 分まず無料で試したい人2026-10-19 確認
AutoMemoweb・スマホアプリ・専用レコーダー・Zoom/Teams 直接録音「月々わずか1,234円~」/年額 ¥14,800 のプレミアムの記載録音から会議後の整理まで1つでトラブル対応レポート 2026-10-08
PKSHA YOMELワンクリックで録音・文字起こし・AI要約。会議後すぐに約9割の議事録が完成するとしているリリースに記載なし自治体・大規模組織で全庁展開したい人(福井県の事例)福井県の全庁展開 2026-10-23 発表
GBase(Sparticle)議事録を検索できるナレッジにする。多言語対応、話者分離、業種別テンプレートリリースに記載なし商談後の作業など、会議後の作業をまとめて短くしたい人AI議事録機能の強化 2026-10-23 発表
Google Meet(Take notes for me + ネクストステップ)会議内のメモ、会議後の定型作業Workspace の対象エディション内Workspace で Meet を使う組織ネクストステップ 2026-10-12 発表

YOMEL と GBase は、2026年10月23日のリリースで確認できた範囲です。料金・提供プランは記載がなく、申し込み前に提供元への確認が必要です。

サービスを3分類にした料金の比較図
入口の違いで見ると、料金の水準の違いが一目で分かります。

文字起こしAIの入口は3種類|会議ツールに参加させるか、ファイルを取り込むか

最初の分かれ道は、どこから音声を取り込むかです。ここでは、各サービスの公式ページに書かれている入力方法で分けます。

取り込み方法3種類の分類図
オンライン会議が中心なら左、手元の録音・動画があるなら中央の対応状況から候補を絞れます。
  • 会議ツールに参加させる、または直接録る: Notta・Rimo Voice・LINE WORKS AiNote・toruno は Zoom・Teams・Meet・Webex などの会議ツールに対応します。AutoMemo は Zoom/Teams の直接録音に対応しています。YOMEL も、Zoom・Google Meet・Teams 等の会議ツールと組み合わせて使えるとリリースに記載があります。
  • 録音・動画のファイルを取り込む: 文字起こしさんはファイルのアップロードが中心です。toruno も音声・動画ファイルのアップロードに対応しています。AutoMemo は web・スマホアプリ・専用ボイスレコーダーでの録音にも対応します。
  • 会議ツールに内蔵されている: Google Meet の「Take notes for me」がこれにあたります。別サービスを契約せずに済む反面、Workspace の対象エディションが前提です。

オンライン会議が中心なら前者、手元に録音・動画のファイルがあるなら後者の対応状況から候補を絞ると選びやすくなります。GBase は、リリースから入力方法の詳細までは確認できていません。

最短で決める3ステップ

選び方の3ステップ
入口、無料で試す、月の分数を数える、の順で決めると迷いません。
  1. 入口を決める: 会議ツールに参加させたいのか、手元のファイルを取り込みたいのか(上の3種類)。
  2. 無料枠で3分以内の録音を1本試す: 自分の会議の声で、固有名詞・数字・専門用語の拾い方を見る。
  3. 月に何分使うかを数えて、有料に移る: 1時間の会議が月に何本あるかで、必要な月間の分数が決まります。月 1,800 分(Notta プレミアム)は1時間の会議30本分、というように換算してください。

ありがちな行き違いTop3

公式の記載から、申し込んでから「思っていたのと違う」となりやすい点を3つ挙げます。

行き違いになりやすい点の整理図
上限の形、学習利用、使える端末の3点が、申し込み後の行き違いになりやすい点です。
  1. 無料プランの上限は「総量」より「1回の長さ」で効く: Notta は月 120 分でも1回 3 分まで。文字起こしさんの登録ユーザーは1ファイル 10 分までです。
  2. 学習利用の扱いは、同じサービスでも無料と有料で違うことがある: LINE WORKS AiNote は、フリープランでは音声データを学習に利用する場合があり、有料プランは「データの学習利用なし」と記載されています。
  3. 会議後の機能は、プランや前提で使えない: Google Meet のネクストステップは仕事用・学校用アカウントとパソコンが前提で、モバイルは対象外です(詳しくは後述)。

選び方の4つの軸

軸見るところ
① 認識の精度と話者の分け方公式が数値を出しているのは Notta の「98%+」の表記まで。録音環境や話者数で変わるため、無料枠で自分の音を試すのが確実です
② 対応する会議ツールZoom・Teams・Meet・Webex のどれを使うか(下の早見表)
③ セキュリティISO27001 などの認証、AIの学習に使われないか、保存場所
④ 料金体系無料枠の形、月額か従量か、1回の上限

精度は録音環境に左右されるので、公式の数値より「自分の会議の3分」が判断材料になります。YOMEL の「会議後すぐに約9割の議事録が完成する」も提供元の説明で、このまとめでは測っていません。

選び方の4つの軸
精度・会議ツール・セキュリティ・料金の4軸で見比べます。

精度を上げるために、録音側でできること

サービス同士を同じ条件で測った数値は公式にないため、ここは一般的な録音の工夫です。どのサービスでも、入力の音がきれいなほど拾いやすくなります。

  • 話す人の口元に近いマイクを使う(パソコン内蔵マイクより、ヘッドセットなどが向きます)
  • エアコンや周囲の話し声など、背景の音を減らす
  • 同時に複数人が話さないよう、発言の順番を決める
  • 固有名詞が多い会議は、試し録りの3分で拾えているかを先に確かめる

無料で始められる文字起こしAI|無料枠の上限と有料へ移る目安

サービス無料の範囲(公式表記)有料へ移る目安
Notta月 120 分、1回 3 分まで(ファイルインポートは月50個、AI要約は月10回)3分を超える会議を起こすとき
文字起こしさん登録なし最大 3 分。登録で毎日 10 分・1ファイル 10 分まで。無料枠のデータは最大 30 日で自動削除10分を超える録音を扱うとき(有料の価格は公式トップに記載が見当たりません)
AutoMemo月 1 時間を超える文字起こしは課金されると公式に記載月 1 時間を超えるとき
LINE WORKS AiNoteフリープランあり(音声データを学習に利用する場合あり)。月の分数・1回の長さ:—フリープランの範囲を超えるとき(有料は年額契約)
Rimo Voice無料トライアルあり(期間の記載は見当たりません)トライアル後
toruno公式トップに無料枠の記載はありません公式トップに記載のある月 30 時間 ¥27,000 のプラン
PKSHA YOMELリリースに無料枠・料金の記載なし提供元に確認
GBaseリリースに無料枠・提供プランの記載なし(詳細は提供元の案内ページか問い合わせフォームで確認とのこと)提供元に確認

無料の範囲は変わることがあります。AiNote や toruno のように公式トップに上限や無料枠の数字がないサービスは、申し込む前に公式の料金ページで現行の内容を見てください。

無料枠の上限の比較図
無料は1回の長さに上限があるため、会議1本を通すなら有料の上限まで含めて見ます。

toruno の無料枠について: 他の比較記事には、toruno に月3時間の無料枠があると書いているものがあります。この表は toruno 公式トップの記載に従っており、そこには無料枠の記載がありません。無料枠の有無が記事によって違って見えるのは、このためです。無料枠を目当てに選ぶ場合は、申し込み前に toruno の公式の料金表示で現行の内容を見てください。

無料で比べるなら、まず「登録なしで3分」の文字起こしさんと「月120分・1回3分」の Notta に同じ録音を通すのが手早い方法です。両方とも1回の長さに上限があるため、会議1本を通したい場合は有料プランの上限(Notta プレミアムは1回 5 時間)まで含めて見ます。

次の一歩|今日は無料枠で3分の録音を1本通す

3分制限をまたげるのは有料に移ってからなので、今日やることは「手元の会議の3分間を Notta の無料プランで文字にして、拾い方を見る」ところまでです。固有名詞が拾えて、読み返す手間が減りそうなら、月 1,800 分(30時間)・1回 5 時間までのプレミアムが、1時間の会議を週に何本も扱う人には収まりのよい選択です。向かないのは、学習利用を避けたい社外秘の会議が中心の人で、その場合は Rimo Voice を見てください。

今日やることと有料へ移る目安
今日は無料枠で3分を1本通し、拾い方を見るところまでが最初の一歩です。

もっと詳しく|サービス別の詳細

各サービスを「何ができるか・料金・向く人と向かない人・最新の更新」の順に並べます。料金は公式ページの表記のままです。

会議ツール連携型3サービスの違い
言語数、1回の上限、月額の水準がサービスごとに違います。

Notta

  • 何ができるか: 58言語に対応。会議ツールは Zoom・Google Meet・Teams・Webex(料金ページには Slack の記載もあり)。公式トップに「98%+ Accuracy Guaranteed」の表記があります。
  • 料金: フリーは月 120 分・1回 3 分まで(ファイルインポート月50個、AI要約月10回)。プレミアムは月払い ¥1,980、年払い月換算 ¥1,185(年額 ¥14,220)で月 1,800 分・1回 5 時間まで(インポート月100個、AI要約月100回)。ビジネスは月払い ¥4,180、年払い月換算 ¥2,508(年額 ¥30,096)で時間無制限・1回 5 時間まで(インポート月200個、AI要約月200回)。エンタープライズは要相談。
  • 向く人: 1時間前後の会議を定期的に起こしたい人。会議ツールの種類を問わない人。
  • 向かない人: 音声をAIの学習に使われないことを契約上の条件にする人。認証は「SOC 2, ISO 27001, GDPR & HIPAA」と表記されていますが、AI学習への非利用の記載は公式ページに見当たりません。
  • 最新の更新: 2026-10-24 時点の公式表記。Notta Memo Pro の位置づけはNotta Memo Pro徹底比較にまとめています。

Rimo Voice

  • 何ができるか: Teams・Zoom・Meet・Webex に対応。60言語以上。国内保管。ISO27001・ISO27017 取得。
  • 料金: Pro 月 ¥4,950、Team 月 ¥6,600、Enterprise は要見積(11アカウント以上)。別枠の「文字起こしプラン」は月 ¥1,650(年契約 ¥1,100)で月 2,100 分と報じられています(Impress Watch)。報道による情報なので、申し込み前に公式で現行の内容を確かめてください。
  • 向く人: 全プランに「No AI learning」の記載がある点を重視する法人。
  • 向かない人: 文字起こしだけを手頃に済ませたい個人(Pro の月額は Notta プレミアムの約2.5倍です)。
  • 最新の更新: 文字起こしプランの発表は 2025-05-29。

LINE WORKS AiNote

  • 何ができるか: LINE WORKS・Zoom・Teams・Meet・Webex に対応。ISO/IEC 27001・27017・27018・27701、SOC2/SOC3 取得済み。
  • 料金: 年額契約で、チーム月 ¥19,800(6,000分)、ビジネス月 ¥54,000(18,000分)、エンタープライズ月 ¥162,000(60,000分)。1回の上限は全プラン 360 分で、ユーザー数は無制限。フリープランがあります。
  • 向く人: 3時間を超える長い会議やセミナーを扱う組織。認証の多さを重視する人。
  • 向かない人: 少人数で月数本だけ使う人(有料は年額契約で月額が組織向けの水準)。フリープランは音声データを学習に利用する場合があります。
  • 最新の更新: 2026-10-19 時点の公式表記。

toruno

  • 何ができるか: Teams・Zoom・Meet・WebEx に対応し、音声・動画ファイルのアップロードも可能。AI要約付き。2要素認証と IP 制限があり、音声と文字起こし結果は「学習目的で利用されない」と記載されています。
  • 料金: 月 30 時間 ¥27,000(超過 ¥900/時)、月 100 時間 ¥85,500(超過 ¥855/時)。公式トップに無料枠の記載はありません。
  • 向く人: 業務で月数十時間を処理する企業。
  • 向かない人: 少量を試したい個人。
  • 最新の更新: 2026-10-19 時点の公式表記。

文字起こしさん

  • 何ができるか: ファイルのアップロード。1ファイル最大 1GB・5 時間、100言語以上。保管は Google Cloud 東京リージョンで、モデル学習に利用しない旨の記載があります。
  • 料金: 登録なしで最大 3 分、無料登録で毎日 10 分(1ファイル 10 分まで)。有料の価格は公式トップに記載が見当たりません。
  • 向く人: 登録せずに精度だけ見たい人。短い録音を単発で起こしたい人。
  • 向かない人: 会議ツールに自動で参加させたい人(会議連携の記載は見当たりません)。無料枠のデータは最大 30 日で自動削除されます。
  • 最新の更新: 2026-10-19 時点の公式表記。

AutoMemo

  • 何ができるか: 録音方法は web・スマホアプリ(iOS/Android)・専用ボイスレコーダー・Zoom/Teams の直接録音。ISO/IEC 27001 取得で、音声データはAI学習に利用されないと記載されています。
  • 料金: 公式トップに「月々わずか1,234円~」の表記と、年額 ¥14,800 のプレミアムの記載があります。無料枠は、月 1 時間を超える文字起こしに課金される旨の記載までです。料金は変わることがあるため、申し込み前に公式の料金表示で現行のプラン名と価格をご覧ください。
  • 向く人: 録音から、会議後の確認ポイントの整理までを同じサービスで済ませたい人。
  • 向かない人: トラブル対応レポートをスマホやアプリで使いたい人(対象は web 版)。
  • 最新の更新: 2026-10-08 に「トラブル対応レポート」を提供開始(次の節)。

PKSHA YOMEL

  • 何ができるか: ワンクリックで録音・文字起こし・AI要約を自動で行い、会議後すぐに約9割の議事録が完成するとしています(提供元の説明)。独自開発の音声認識エンジン「Olaris」を搭載。社内外を問わずあらゆる会議が対象で、Zoom・Google Meet・Teams 等の会議ツールと組み合わせて使えます。
  • 料金: 2026-10-23 のリリースに料金の記載はありません。
  • 向く人: 自治体や大規模な組織で、議事録づくりを全庁・全社に広げたい人。リリースの事例は福井県の全庁展開です。
  • 向かない人: 個人や少人数で、料金を見て手軽に試したい人。リリースに料金や個人向けの案内がなく、先に提供元への確認が必要です。
  • 最新の更新: 2026-10-23、福井県が約5,400人の全職員が使える環境を整備した(全庁展開)と PKSHA Infinity が発表。導入2ヵ月間で、議事録作成にかかる時間を「推計で約434時間」減らせたとしています。利用時間が合計約1,040時間で、この数値から推計したものです。削減率などの算出ロジックの記載はなく、ベンダー発表の推計値です。

GBase(Sparticle)

  • 何ができるか: AIナレッジワークスペース「GBase」のAI議事録機能です。2026-10-23 の発表で、強化点は5つとされています。①会議内容を検索できるナレッジに変える ②日本語・英語・中国語などの多言語対応と話者分離 ③業種別テンプレートによる議事録の構造化 ④「AIノート補完」による自動記録の完全化 ⑤ミーティングインサイト(先行提供中)による分析。
  • 料金: リリースに料金・提供プラン・対象企業規模の記載はありません。詳細は GBase の案内ページ(gbase.ai/knowledge)か問い合わせフォームで確認とのことです。
  • 向く人: 商談後の議事録づくりなど、会議後の作業をまとめて短くしたい人。議事録を残すだけでなく、検索して使えるナレッジにしたい人。
  • 向かない人: 文字起こしだけを単体で、料金を確かめながら手軽に始めたい人。プランや料金が分かるまでは比較しにくい状態です。
  • 最新の更新: 2026-10-23、Sparticle が AI議事録機能の強化を発表。商談後の処理が約30分から数分になるとしています。「20分の会議を約4分、60分の会議でも10分以内で自動生成」とも述べていますが、いずれも提供元の公表値で、測定条件の記載は確認できていません。

もっと詳しく|会議後の作業まで任せる

文字にした後の作業が残ると、時短は一部にとどまります。2026年10月には、会議後の作業を進める新機能や事例が相次いで出ました。

会議後の作業の対応を並べた比較図
要約のあとの作業を、サービスごとにどこまで任せられるかを並べた図です。

AutoMemo「トラブル対応レポート」(2026-10-08 提供開始)

  • 内容: 会話の流れを話題ごとに時系列で整理する「全体タイムライン」と、「認識の相違」「要求・合意」「発言・対応上の懸念」の3観点で整理する「確認ポイント」。
  • 使い方(公式の案内): ファイルを開く → 画面右上の3点リーダーから[トラブル対応レポートを作成]→ 別タブで確認。自動では作られず、実行したときに作られます。
  • 条件: 対象は web 版で、全プランで追加料金なし。
  • 注意: すべての該当箇所を抽出するものではなく、内容や発言者の表示に誤りを含む場合があります。真偽・責任の所在・カスハラに該当するかは判定せず、判断が必要な箇所は実際の音声で確認する前提です。リリースは相手方へ録音する旨の事前告知など適切な対応も求めています。
  • 背景: 厚生労働省の資料によると、カスハラ対策(事業主の雇用管理上の措置義務)は 2026-10-01 に施行されました。

Google Meet「ネクストステップ」(2026-10-12 発表)

  • 内容: 会議後の画面の「Routines for this meeting」から、Gemini と Workspace Studio を使って ①Gmail のフォローアップメールの下書き ②アクションアイテムの Google Tasks への書き出し、を実行できます。
  • 前提条件(Meet ヘルプ): 仕事用・学校用アカウント、パソコンのみ(モバイルは対象外)、Google カレンダーの予定に紐づく会議、スマート機能オン、会議中に「Take notes for me」と「Ask Gemini」が有効。メール下書きは、主催者で、繰り返し予定ではなく、社外参加者が1人以上いる会議が条件です。
  • 対象エディション: Business Standard / Plus、Enterprise Standard / Plus、Google AI Pro for Education。2026-10-05 から段階的に展開され、表示まで 15 日より長くかかる場合があります。管理者設定は初期状態で ON です。
  • 注意: ヘルプには「メールが自動送信される」という記載はなく、確認できたのは「下書き」という表現までです。オンにした後は編集できず、切り替えだけできます。個人の無料アカウントで使えるという記載はありません。Workspace Studio はWorkspace Studio|入れ子分岐とDrive検索でも扱っています。

「Take notes for me」は、対応言語が英・仏・独・伊・日・韓・葡・西で、1会議につき1言語です。開始すると全参加者に通知が出て、メモは主催者のドライブに保存されます。

GBase のAI議事録機能の強化(2026-10-23 発表)

  • 内容: 議事録を作るだけでなく、会議内容を検索できるナレッジにする、業種別テンプレートで議事録を構造化する、といった会議後の作業をまとめて短くする方向の強化です。
  • 時間の目安(提供元の公表値): 商談後の処理が約30分から数分になるとしています。条件の記載がないため、自分の会議で同じ時間になるとは限りません。
  • 注意: 料金・提供プランはリリースに記載がありません。詳細は GBase の案内ページか問い合わせフォームで確認とのことです。

PKSHA YOMEL の自治体での全庁展開(2026-10-23 発表)

  • 内容: 福井県が約5,400人の全職員が使える環境を整備しました。導入2ヵ月間で、議事録作成にかかる時間を推計で約434時間減らせたと、PKSHA Infinity が発表しています。
  • 読むときの注意: この約434時間は、利用時間の合計約1,040時間から出した推計です。算出ロジックは公表されておらず、ベンダー発表の数字として受け取るのが安全です。自治体の全庁規模での導入事例という点が、このニュースの価値です。

もっと詳しく|会議ツール別・セキュリティの早見表

会議ツール別の対応早見表
使う会議ツールで候補を絞れます。空欄は記載が見当たらないだけで、非対応とは限りません。

対応する会議ツール(公式表記)

サービスZoomTeamsMeetWebex
Notta○○○○
Rimo Voice○○○○
LINE WORKS AiNote○○○○
toruno○○○○
AutoMemo○(直接録音)○(直接録音)--
文字起こしさん----
PKSHA YOMEL○○○-
GBase----
Google Meet 内蔵--○-

「-」は各公式ページやリリースに記載が見当たらないという意味で、非対応とは限りません。YOMEL は「Zoom・Google Meet・Teams 等」と記載されています。Zoom や Teams が録音・文字起こしの開始を参加者に通知するかは、使う会議サービスの公式ヘルプで確認してください。

セキュリティと学習利用(公式表記)

サービス認証・管理AI学習への扱い
NottaSOC 2、ISO 27001、GDPR、HIPAA の表記公式ページに記載が見当たらない
Rimo VoiceISO27001・ISO27017、国内保管全プランで「No AI learning」
LINE WORKS AiNoteISO/IEC 27001・27017・27018・27701、SOC2/SOC3有料は学習利用なし。フリーは利用する場合あり
toruno2要素認証、IP制限学習目的で利用されない
文字起こしさんGoogle Cloud 東京リージョン学習に利用しない旨の記載。無料枠は最大30日で自動削除
AutoMemoISO/IEC 27001学習に利用されない
PKSHA YOMELリリースに記載なしリリースに記載なし
GBaseリリースに記載なしリリースに記載なし

もっと詳しく|録音の告知と同意

AutoMemo のリリースには、相手方へ録音する旨の事前告知など適切な対応を、という注記があります。個人情報保護委員会の FAQ(令和7年12月追加)は、通話音声を録音する場合に法第62条の利用目的の明示義務は負わないと考えられる、としていますが、個別事案ごとに実際の取得方法を踏まえて判断されるとも述べています。会議の録音一般について同意が要るか要らないかは、この FAQ には書かれていません。

録音前に告知する流れの図
録音と文字起こしをすることを、会議の前か冒頭で一言伝える運用が目安です。

そのため、社外の参加者がいる会議では、始まる前か冒頭で「録音と文字起こしをします」と一言伝える運用にしておくと、あとで困りにくくなります。扱う内容や相手によって求められる対応は変わるので、社内の規程に沿ってください。

もっと詳しく|このまとめで扱わないもの

このまとめは、会議の文字起こしから議事録づくりまでを一つのサービスで済ませたい人向けに絞っています。

  • YOMEL・GBase の料金と詳細機能: 2026年10月23日のリリースで確認できた範囲だけを載せています。料金・提供プランは記載がないため、比較表では「リリースに記載なし」としています。
  • API・ローカル実行(Whisper 系): 自分で組み込む前提のもので、環境の構築や後処理が必要になります。会議の文字起こしをそのまま使いたい人向けのこのまとめでは対象外です。
  • 精度の数値比較: 公式が出している数字は Notta の「98%+」の表記程度で、サービス同士を同じ条件で測った数字はありません。
  • ほかの文字起こしの記事: AI文字起こし実測比較|Notta/Rimo/tl;dv では3サービスを同じ音声で比べています。会議ツール連携型の新製品はGivery AIレコーダーとは?料金と機能、10/15販売開始も参考になります。

更新履歴

日付内容
2026-10-24PKSHA YOMEL と GBase を比較表とサービス別の詳細に追加。Notta の無料・有料プランのインポート数と AI 要約の回数を追記
2026-10-23(公式発表)PKSHA YOMEL を福井県が約5,400人規模で全庁展開。導入2ヵ月で議事録作成時間を推計約434時間削減(ベンダー発表)
2026-10-23(公式発表)Sparticle が GBase のAI議事録機能の強化を発表。商談後の処理が約30分から数分になるとしている(提供元の公表値)
2026-10-19初版。6サービスの料金・上限・対応会議ツール・AI学習の扱いを公式表記で整理
2026-10-12(公式発表)Google Meet「ネクストステップ」を発表。Gmail 下書きと Google Tasks への書き出し
2026-10-08(公式発表)AutoMemo「トラブル対応レポート」を web 版の全プランで提供開始
2026-10-05(公式)Google Meet「ネクストステップ」の段階的展開が開始
2026-10-01(厚生労働省)カスハラ対策の事業主の措置義務が施行
2025-05-29(報道)Rimo Voice の文字起こしプランを発表